パイナップルの栄養と健康効果

パイナップルには食物繊維も豊富

パイナップルには食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維の効能については皆さんも既にいろいろご存知だと思いますが、便通の促進や、コレステロールや体の毒素を排出する作用がよく知られているところです。更に、大腸がん、動脈硬化、高血圧を予防する働きもあるとされています。


胃や腸水分を大量に吸収して膨らむため、満腹感を感じやすいことから、事前にパイナップルを食べることでご飯の食べ過ぎを防ぐのにも有効です。つまり、ダイエットに効果的であるとも言えます。


パイナップルの食物繊維といえば芯にも豊富に含まれています。それを捨てるなんてもったいない!とする記事もよく目につきます。芯だけを使った食物繊維豊富なドライフルーツなどは通販でも売られています。また、芯は肉を焼いたり煮たりする際にすりおろして利用するのにも最適です。ブタの生姜焼きなら漬け込みのタレに混ぜておくのも手です。


生肉をパイナップルの芯にしばらく漬け込んでおけば、調理した時に肉がやわらかくなっているのが実感できるはずです。鶏肉の手羽もパイナップルの芯と醤油、砂糖、酒で漬け込んでおけば、水を加えて煮込んでも短時間で柔らかく仕上がり美味しくなります。


「バナナ&パイナップルの芯ジュース」というレシピも紹介されています。材料(2人分)は、バナナ1本、パイナップルの芯100gに冷水200gを加え、ジューサーにかけるだけです。これで、ほどよい酸味と強い甘み、トロピカルフルーツ独特の豊かな芳香が楽しめます。パイナップルの旬は特にありませんが、基本的に入荷量が多いのは春先から初夏にかけてです。上部に若干青みが残っているものがお勧めです。